午前中に降った雨のせいか、
ちょっと肌寒い伊丹学舍です。
デザイン美術学科工芸コース陶芸専攻
2年生の専攻実習Ⅳの授業へ行ってきました!
この授業では今、電動ロクロを使う練習中。
電気ロクロを使う前に、素材である土を作る作業から始まります。
硬い土と柔らかい土を合わせ、最適な硬さの土を作る荒もみの作業後、
次は空気を抜く菊もみが行われます。
空気を抜くため、回しながら揉むときに
菊のような模様ができることから菊もみなんですよ!
学生さんたちが電気ロクロを使うのは今日で3回目。
課題では、同じ大きさの湯のみを何個も作るのですが、
これがなかなか難しいんです…
電動ロクロを使うと、
少しの力加減で形が崩れてしまうため、
大きさや厚みを揃えるのが難しいのだとか。
また実は、形作ったものを置いておいたり、焼いたりすると
必ず一回り小さくなるのが陶芸の特徴です。
土の中に含まれている水分や有機物が
空気中に抜けるため起きる現象だそうですが、
これが土の特徴で生き物であるという証拠なんだとか。
昔も今も基本的な手技手法はほとんど変わらない陶芸。
担当の長尾先生は作品を作りながら、
「昔の人と同じことしてるんだよなぁ」、と
時々、気持ちがタイムスリップするそうです(笑)