雨が降ったり止んだりの伊丹学舍です。
メディア・芸術学科舞台制作コース2年生の
演出演習Ⅱの授業へ行ってきました!
シェークスピア「ロミオとジュリエット」の台本を使って
学生さんが演出と演者を交替でやっていましたよ。
「○○登場」「○○戦う」とだけ書かれている台本。
セリフから役の性格や容姿を読み取り、
どう動くのが自然なのか?さらには前後のセリフから
台本にない相手の動きを読み、どう立ち回らせるのか?
そのすべてが『演出』となります。
だから、同じ台本を使って公演しても、
演出家によって全く雰囲気の違う作品になるんですね。
演出中には演者と討論することも珍しくないのですが、
この場面ではお客さんに何を伝えたいのか?
どうしたら伝わるのか?が一番の問題。
演出家に求められるのは、世界観をきちんと作り、
その方向へ演者を導くため理論づけができること。
担当のさとうしょう先生曰く、
『ブレない人』が演出には必要なのだとか。
演出家は常に先の展開を読み、
全てのセリフと動きは計算されているんです。
演出家の頭の使い方を学ぶと、
日常の生活でも失敗とか減りそう(笑)