ひとつの試み。

デザイン美術学科で特別講義がありました!

1年生、2年生、専攻科生に各コースの先生方、

なんと卒業生まで参加して、満員御礼の教室です。

デザイン美術学科 特別講義

講師は尾野正晴先生。

尾野先生は元滋賀県立近代美術館館長で

現在は美術評論家、静岡芸術大学教授として活躍中です。

演題は「ひとつの試みー静岡文化芸術大学の学生と

現代美術家による写真展についてー」で

尾野先生が教鞭をとっている静岡文化芸術大学の学生さんが

現代美術家の村上誠さんの「遠海原 産土Ⅴ 村上誠個展」を

プロデュースしたときの体験談をお話していただきました。

デザイン美術学科 特別講義

スケジュール、広報・印刷、展示、記録と担当の班長を

決めて、学生さんが責任を持ってそれぞれの仕事に取り組んだことや

ギャラリーの特徴を見極めること、展示の工夫

自分たちが見て欲しい順路で見てもらうためには

受付の位置はどうしたらいいのかなど

悩んだところや反省点も挙げられたお話には、

今後、個展やグループ展の機会がたくさんある学生さんたちとって

大いに参考になったのではないでしょうか。

デザイン美術学科 特別講義

これから学内の展示室でも各コースの前期課題作品展

が次々と予定されているので、

今日聞いた話をどんどん参考にして、

作品の魅力をさらに引き立てる展示を心がけて欲しいですね。

 

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デザイナーよ、汗をかけ。

先日もこのブログでお伝えした、

デザイン美術学科ビジュアルデザインコース

マーケティング専攻の専攻実習Ⅲの授業風景。

前回の様子はこちらから

担当の木村先生の「今日、合評だから!」という言葉に

カメラを持って潜入取材してきました。

VD専攻実習 中間合評

合評といっても正確には中間合評。

課題は学生さんが架空の会社を立ち上げて

CI(コーポレートアイデンティティ)、広報戦略、広告媒体まで

自分でデザインしていくことです。 

来月末の最終合評に向けて、作品の途中経過を発表する場。

この段階では、学生さんの進行具合もバラバラです。

まだウェブデザインしかできていない人もいれば

ウェブ、カタログ、ポスター、DM(ダイレクトメール)まで

様々な広告媒体のデザインができている人も。

VD専攻実習 中間合評

担当の木村先生が何人かの学生さんに言っていたのは、

「例えばファッションカタログを作るなら、

世の中に出ている、ファッションカタログを

集めて来てたくさん見ること。

良いと思うところは真似したっていいんだよ。

簡単にネットからとってきた写真を使うんじゃなくて、

デザイナーだって汗をかきながら写真を撮ってみなさい。」

VD専攻実習 中間合評

なんだか、胸に突き刺さる一言。

来月28日の最終合評まで学生さんの忙しい日々は続くでしょうね。

最終合評はオープンクラスで高校生も見学できるので

ぜひ、この緊張感を味わいに来てください(笑)

 

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悲鳴と笑い声。

ミュージカル研究Ⅱの授業に行って来ました!

レオタード姿の学生さんたちは

いつもと違う雰囲気で新鮮。

自然と姿勢も良くなり、バレリーナオーラが見えます。

ミュージカル研究Ⅱ

必ず約20分のバーレッスンから始まる、

この授業は優雅なピアノ音楽に合わせて

プリエ、アラベスク、クぺ…と聞き慣れない言葉が

担当の龍先生から発せられ、学生さんがポーズ。

バレエ流柔軟体操が行われます。

ミュージカル研究Ⅱ

このバーレッスン、見ている分にはとっても面白かったです。

龍先生によって、唯一の男子学生である、

三角くんの足はどんどん伸ばされ、

三角くんの悲鳴に似た声によって、笑いが起こる…

という、龍先生と三角くんの漫才のような

掛け合いに笑顔の絶えない授業でした。

でも、実際に授業初めは体が固く、

全く開脚ができなかった学生さんも日々の努力により、

今では前後開脚できるまでになったそう。

ミュージカル研究Ⅱ

そんなバーレッスン後には、

7月のキャンパス見学会で発表予定の

『ミュージカル・コーラスライン』を練習。

ミュージカルは歌に踊りに演技にと、

3要素も含まれているので演じる方は大変なんです!

激しいダンス後の歌は学生さんも若干、息切れが。

それが普通だと思うのですが、

プロのミュージカル俳優は息切れしませんからね。

まだまだ練習とスタミナが必要ということでしょうか。

 

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無言の緊張感。

昨日は降らず、持ちこたえた雨も

今日は朝から降ったり止んだりの伊丹学舍です。

そんな日でも黙々と作業中のデザイン美術学科、

基礎実習Ⅶ(キャラクター造形)の授業に行って来ました!

基礎実習Ⅶ

現在、オリジナルショート作品3P〜6Pの漫画を制作中。

ネーム(漫画を描く前のラフスケッチのようなもの)を

一人一人、担当の桜先生にチェックしてもらっていました。

自分が描いたネームを先生が無言で読んでいる時が

学生さんにとっては、一番緊張している瞬間。

時間にして1、2分なのでしょうが、

緊張がこちらまで伝染して、それ以上に長く感じます。

基礎実習Ⅶ

3〜6Pの短いページ数で、始まりから終わりまで

話が上手くまとまるの?という気もしますが、

まさにこれが、まとめるようになる勉強なのです。

桜先生曰く、3〜6Pの漫画でも学生さんは

描きたいことが多すぎて

どんどん話がズレていってしまうことが多いのだとか。

短いページの漫画は、どこを1番読ませたいのか、

という見せ方の勉強にもなるのですね。

基礎実習Ⅶ

さすが、みんな描き慣れている感じで

ペンに迷いがなく、集中してスラスラ描けている印象。

すでに高校時代から漫画を描いている人が多いのかな、

と思ったら、実は芸短に入学してから初めて

漫画を描き始めたという人もいるのだとか。

しかも意外と上手だったり。

才能はどこに隠れているのか分からないものですね。

 

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広告が気になる。

教養演習の現代広告事象論に行って来ました!

『時代を呼吸するCMナイキ』や

『社会を告発するベネトン広告』、

『意識下へ働きかけるヴィトン』など…

興味深い、世界の様々な広告にスポットを当て、

週ごとに広告のあり方について考えていきます。

広告事象論

広告と一言に言っても、

商品の良さを広告するだけではありません。

その中には企業そのもののイメージ広告もありますし、

ベネトンのようにエイズや戦争について示唆した広告もあります。

広告にはたくさんのメッセージが秘められているのですよ。

今日の広告事象論の授業では、

常に1歩先を行く女の美しさを提案し続けている資生堂がテーマ。

広告事象論

芸短に入学してからお化粧するようになった学生さんもいるのでは?

そんな学生さんのみならず、資生堂の広告は気になる女の子も多いはず。

資生堂の広告に一環して言えるのは、

その時々の女の生き方と美の姿がうかがえること。

資生堂が日本女性にどんな女の美しさを提示し、

その時代の女の生き方にどうつながっていったのか。

80年〜90年代の資生堂のCMを見ながら

担当の田中先生と一緒に考えていきました。

広告事象論

学生さんもただ広告を見るだけでは物足りなくなって、

この広告にはどんなメッセージが込められているのだろう、と

深く考えるきっかけになるような授業でした。

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固定観念に捕われない。

デザイン美術学科 基礎実習Ⅵ(工芸)、

陶芸の合評に行って来ました!

基礎実習Ⅵでは、 前期の前半と後半で

陶芸とガラス工芸に分かれて、作品を制作する

1つの授業で2つの工芸が体験できる、お得な授業です!

基礎実習Ⅵ

今日は前半に陶芸を実習した6名の作品合評が行われました。

お茶碗、円筒、マグカップ、動物、自由課題を

それぞれ指定の赤土と信楽土を使って制作。

ろくろの上に作品を乗せて合評を行うところが

いかにも陶芸らしく、面白い光景です。

基礎実習Ⅵ

1人1人の学生さんの作品に対して、先生だけでなく、

副手さんや他の学生さんも意見を言い合い、

見方が人それぞれ違うんだ、と勉強になります。

学生さんたちが悩んでいたところは、

固定観念に捕われすぎてしまう、というところでしょうか。

動物はこうあるべきだとか、器はこうでなければいけないとか、

自分の中にある殻を抜け出すのは、なかなか至難。

そのイメージを越えると、新しく面白い作品になるんですけどね。

また、面白いということと実用的ということは

必ずしも一致することではないのも難しいところ…

基礎実習Ⅵ

普段は大人しい学生さんがダイナミックな作品を作っていたり、

適当に作ってそうなものが、実はすごく繊細だったりと

制作者の内なる炎が垣間見えるのもアート作品の面白さです。

家に持って帰って、ぜひ使い心地を試して

次の制作に繋げていってくださいね!

 

 

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辛口コメント希望。

デザイン美術学科ビジュアルデザインコース

マーケティング専攻の専攻実習Ⅲに行って来ました!

現在、専攻実習Ⅲでは課題を見られる状態になった人から

担当の木村先生と向かい合わせに座って、

制作してきた作品の批評を受けています。

専攻実習Ⅲ

課題は、自分で好きな企業なり、商品なりのテーマで

広告展開、そのデザイン、キャッチコピーを制作すること。

学生さんのテーマには、ケータイの新商品開発や

子ども靴メーカー、洋服ブランド、オーディオ機器…と

架空の企業・商品を立ち上げて、会社のロゴから

HPデザイン、カタログデザイン、ポップデザイン、商品デザインと

自分が必要だと思える広告媒体も決定していきます。

専攻実習Ⅲ

木村先生はなかなか辛口。

笑顔で物腰柔らかい感じで批評を展開するので、

あまり厳しい印象は受けませんが、

ズバッとストレートに意見を言ってくれます。

学生さんからすると、もっともだと思える事を

ストレートに言ってもらえるので、批評中に

新たなアイデアが生まれたり、ヒントをもらって

さらに制作意欲が湧くのだそう。

専攻実習Ⅲ

木村先生のコメントで印象的だったのは、

「説明は理解力が必要だけど、広告は受け手が

想像力を使うものをデザインして欲しい。」と言っていたこと。

木村先生が思わず甘口になってしまうデザイン、目指してください(笑)

 

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ちいさな芸術品。

先週、高円宮妃久子殿下による特別講義が行われました!

大阪芸術大学客員教授である、

妃殿下が芸短で御講義されるのも今年で4回目。

皇族の方が大学で講義されるのは大変名誉なことです。

今回のテーマは「根付について」。

高円宮妃殿下は日本有数の根付コレクターのひとり。

その貴重なコレクションの数々をスライドで

見せていただきながらの御講義となりました。

高円宮妃殿下御講義

根付?と言われてもピンとこない方も多いと思いますが、

根付とは着物の帯から何かを下げるときに

落ちないように使用した滑り止めのことです。

江戸時代には、ただの滑り止めではなく、実用的な装飾品として

ポケットのない着物で印籠や煙草入れを

持ち歩くのに使用されていたそうです。

今日でいうと、携帯ストラップに相当するでしょうか。

高円宮妃殿下御講義

   

妃殿下は根付の歴史からその種類、材料と技法や意匠などについてを

丁寧かつ事細かに説明してくださり、

学生さん達も食い入るように聞いていました。

また、御講義の終わりには学生さんからの質問に

笑顔で気さくに答えていただき、

学生さんにとっても、貴重な体験となったのではないでしょうか。

高円宮妃殿下御講義

最後に妃殿下により、 去年に引き続き

第2回高円宮殿下記念根付コンペディションが行われることが発表されました。

この御講義を参考に小さな芸術品にぜひ挑戦してみてくださいね

 

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ばらが咲いた。

メディア・芸術学科、出版系の小原先生が担当する文章表現Ⅰ

今日の授業は、観光ガイドで『荒牧バラ公園を紹介する』ということで、

伊丹学舍から徒歩5分のところにある

荒牧バラ公園に学生さんと一緒に行ってきました!

文章表現Ⅰ

バラの開花時期は5〜6月と10~11月、今まさにバラ満開の時期。

連日、観光バスが着いたり、家族や友達と鑑賞したり

写真を撮りに来る人でにぎわっています。

学生さんたちも着いた途端に、「近くにこんな場所があったんだぁ」

と驚いていて、様々な種類のバラに興味津々の様子でした。

文章表現Ⅰ

1.7ヘクタールの南欧風敷地内に所狭しと

咲き乱れているのは世界のバラ、約250種1万本。

中には、伊丹生まれの「天津乙女」に「マダム・ヴィオレ」や

姉妹都市ハッセルトのコーナー、レストハウスには

バラにちなんだお土産品が並び、まさにバラづくし!

学生さんの中には、バラの手入れをしている人に話かけたり、

写真を撮っている人の話を聞いたりと、

積極的に動いている人もいて、その姿はまさに雑誌記者。
文章表現Ⅰ

研究指導Ⅰの授業で環境デザインの話をするために

来ていた、デザイン美術学科スペースデザインコースの

緋田先生と学生さんたちとも偶然会ったり、

日本画の授業ではデッサンに出かけたりと

伊丹学舎では様々な授業で利用させてもらっている

荒牧バラ公園なのでした。

入場無料なのも嬉しいので、学生のみなさんも

ピクニック気分でお弁当を持って行っても楽しめますよ。

 

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男心をくすぐる。

昨日のデザイン美術学科のトライやるに続き、

今日はメディア・芸術学科にトライやる中の

コンピュータデザインⅠの授業に行って来ました!

1番後ろの席にならんだ中学生は4人の男の子。

コンピュータデザインⅠ

事前に行きたい学科を選択できるのですが、

今回のトライやるはデザイン美術学科には女の子が多く、

メディア・芸術学科には男の子が多いという結果に。

放送や映像、カメラにスタジオといった機械的なイメージが

男心をくすぐったのでしょうか?

コンピュータデザインの授業では芸短生に混じり、

Illustratorというパソコンソフトを使って

自分の自己紹介や動物をA4サイズでデザインします。

コンピュータデザインⅠ

こちらの中学生は羊を描こうとして鳥になってしまったのだそう。

自分の思い描いたものを直接紙に描くのと

パソコンを使って描くのとでは、

パソコンの方は慣れるまで上手く表現するのは

なかなか難しいかもしれませんね…

それでも、さすが中学生は情報の吸収が早く、

ものの1時間で使いこなせていたので凄いです!

コンピュータデザインⅠ

中学校の授業は1限が50分だそうですが、

大学の1限は90分と40分も長いのです。

長くて辛くない?と質問してみたところ、

「あまり時間は気になりません。」と力強い返事が返ってきました。

演習の授業も多いし、講義も中学生にとっては

新鮮な内容が多いのかもしれませんね。

トライやるウィークは明日まで!

たくさんの土産話を中学校に持って帰ってください。

 

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