大道具マニフェスト。

連日続いた雨が上がりつつあります、伊丹学舍です。

メディア・芸術学科舞台芸術コース、

制作基礎演習Ⅱの授業へ行ってきました!

どこかで見たことある大道具が並んでいるなぁ、

と思いながら見ていると思い出しました(笑)

制作基礎演習Ⅱ

実はこれ、今年2月に行われた第3回卒業公演で

使われていた大道具たち。

この授業を履修しているのが主に1年生ということで、

「解体しながら大道具の仕組みを学ぼう!」

ということで解体せずに保管していたものだとか。

解体してしまうのがもったいない気もしますが、

公演が終わってしまえば、解体するのが普通だそう。

制作基礎演習Ⅱ

この解体作業のことを業界では『バラシ』と言います。

バラシにあたる前に、資源の再利用のことや

マニフェスト制度を考えなければいけない、と担当の足立先生。

マニフェストという言葉は選挙で聞いたことがありますが、

足立先生が言っているのは、

産業廃棄物の処理でゴミを出す人が運搬・処分に関わる

業者に提出する産業廃棄物管理票のこと。

制作基礎演習Ⅱ

このマニフェストを交付し、業者ごとに回付、さらに返送して

関係者に委託した廃棄物が間違いなく処分されたか確認でき、

不適切な処理、不法投棄を防ぐことができます。

実はこれ、法律で義務づけられていること。

単にバラすだけでなく、バラした後どうするのか?

最後の最後まで学んだ授業でした。

 

大阪芸術大学短期大学部ホームページ

大阪芸術大学短期大学部ブログトップ  

パティシエへの道。

今日も雨の伊丹学舍です。

デザイン美術学科立体造形コース、 

基礎実習Ⅴの授業へ行って来ました!

立体造形コース 基礎実習Ⅴ
 

今日授業では『粘土でレリーフ石膏取り中』ということで、 

要するに粘土で作ったレリーフ(浮き彫りのこと)を

石膏でかたどっている最中だそうです(笑) 

粘土で作られたレリーフは動物が多かったかな。

中にはものすごく精密に作られた作品もありましたよ。 

立体造形コース 基礎実習Ⅴ
 

学生さんが作ったレリーフの上に

水で溶いた石膏を塗っていきます。 

塗った石膏が固まったら、粘土を取り除いて、

石膏の型に再び石膏を入れ、型を割り、

作品を取り出して完成なのですが、 

この石膏を溶いて、塗る作業を見学していると

生クリームを泡立てて、スポンジケーキに

生クリームを塗っているように見えてきます。

立体造形コース 基礎実習Ⅴ
 

担当の山本哲三先生も学生さんたちに指導しながら

「これ、デコレーションケーキ作る練習だから。」

と、学生さんを笑わせていましたよ。 

今日の授業は石膏の型に石膏を流し入れるまで。

来週は石膏の型を割って、

作品を取り出す割り出しだそうです! 

 

 

大阪芸術大学短期大学部ホームページ

大阪芸術大学短期大学部ブログトップ  

結構なお点前で。

雨でジメジメしている伊丹学舍です。

茶道Ⅰの授業へ行って来ました!

芸短では、総合教育科目で茶道や華道を

授業として履修することができます。

茶道Ⅰ

茶室の入り方から点前作法、

またお茶の頂き方まで初歩から教えてもらえて、

日本の芸術美が学べるということで

学生さんにも大人気の授業なんですよ。

経験有りの学生さんもいますが、

ほとんどの学生さんが未経験なのだとか。

茶道Ⅰ

今日のお茶菓子は五月山と言って、

山つつじをイメージした金団(きんとん)のお菓子。

学生さんにも「かわいい〜」と大人気でした。

茶道Ⅰ

茶道の動作は小難しくて厳しいイメージ…。

たしかに一つ一つの動作に手順があって、

まだ学生さんたちもたどたどしい様子でした(笑)

茶道作法の基本は相手を思いやる気持ち。

動作も滑らかに行えるようになると、

とても美しい作法なんだろうな〜と感じました。

授業終わりに学生さんがたててくれたお茶を頂き、

結構なお点前でした(笑)

 

大阪芸術大学短期大学部ホームページ

大阪芸術大学短期大学部ブログトップ 

新聞記者の使命。

3月11日(金)の東日本大震災で被災し、

新聞発行が出来なくなった、

宮城県石巻市の「石巻日日新聞」が、

手描きの壁新聞を避難所に張り出して

情報を伝えた行動が感動を呼び、

その壁新聞がワシントンの報道博物館に展示される

というニュースが報じられました。

新聞出版概論

メディア・芸術学科メディアコース出版系の小原常雄先生は、

古い印刷機でなんとか2ページだけ発行できるようになった

同月19日から、震災1ヵ月を報道した、

4月12日(火)までの「石巻日日新聞」を取り寄せて分析。

同紙が7回にわたって「震災ドキュメント」を連載し、

壁新聞の期間、伝えることが出来なかった

町の様子や写真を詳しく掲載して、

新聞の責任を果たしたことを説明していました。

新聞出版概論

小原先生は「打ちひしがれた町の人々に、

少しでも希望を見つけ出してほしいという

記者たちの気持ちが伝わってくる」と、話していました。

震災ではほかにも多くの新聞社が被災し、

隣接県の新聞社の協力で辛うじて新聞の発行を続けたそう。

小原先生は「16年前の阪神淡路大震災のときも、

全壊した神戸新聞が京都新聞の応援で新聞の発行を続けた。

新聞出版概論

極限状態のなか、たとえ壁新聞でも

ニュースを伝え続けるのが新聞記者の使命。」と強調。

メディアをめざす学生さんたちからは

「新聞作りのすごさがわかった」

「石巻の人たちは、きっと嬉しかったと思う」

といった感想が寄せられていました。

 

大阪芸術大学短期大学部ホームページ

大阪芸術大学短期大学部ブログトップ 

生きてる証拠。

午前中に降った雨のせいか、

ちょっと肌寒い伊丹学舍です。

デザイン美術学科工芸コース陶芸専攻

2年生の専攻実習Ⅳの授業へ行ってきました!

この授業では今、電動ロクロを使う練習中。

陶芸専攻 専攻実習Ⅳ

電気ロクロを使う前に、素材である土を作る作業から始まります。

硬い土と柔らかい土を合わせ、最適な硬さの土を作る荒もみの作業後、

次は空気を抜く菊もみが行われます。

空気を抜くため、回しながら揉むときに

菊のような模様ができることから菊もみなんですよ!

学生さんたちが電気ロクロを使うのは今日で3回目。

陶芸専攻 専攻実習Ⅳ

課題では、同じ大きさの湯のみを何個も作るのですが、

これがなかなか難しいんです…

電動ロクロを使うと、

少しの力加減で形が崩れてしまうため、

大きさや厚みを揃えるのが難しいのだとか。

陶芸専攻 専攻実習Ⅳ
  

また実は、形作ったものを置いておいたり、焼いたりすると

必ず一回り小さくなるのが陶芸の特徴です。

土の中に含まれている水分や有機物が

空気中に抜けるため起きる現象だそうですが、

これが土の特徴で生き物であるという証拠なんだとか。

昔も今も基本的な手技手法はほとんど変わらない陶芸。

担当の長尾先生は作品を作りながら、

「昔の人と同じことしてるんだよなぁ」、と

時々、気持ちがタイムスリップするそうです(笑)

 

大阪芸術大学短期大学部ホームページ

大阪芸術大学短期大学部ブログトップ 

ブレない人。

雨が降ったり止んだりの伊丹学舍です。

メディア・芸術学科舞台制作コース2年生の

演出演習Ⅱの授業へ行ってきました!

シェークスピア「ロミオとジュリエット」の台本を使って

学生さんが演出と演者を交替でやっていましたよ。

演出演習Ⅱ

「○○登場」「○○戦う」とだけ書かれている台本。

セリフから役の性格や容姿を読み取り、

どう動くのが自然なのか?さらには前後のセリフから

台本にない相手の動きを読み、どう立ち回らせるのか?

そのすべてが『演出』となります。

だから、同じ台本を使って公演しても、

演出家によって全く雰囲気の違う作品になるんですね。

演出演習Ⅱ

演出中には演者と討論することも珍しくないのですが、

この場面ではお客さんに何を伝えたいのか?

どうしたら伝わるのか?が一番の問題。

演出家に求められるのは、世界観をきちんと作り、

その方向へ演者を導くため理論づけができること。

演出演習Ⅱ

担当のさとうしょう先生曰く、

『ブレない人』が演出には必要なのだとか。

演出家は常に先の展開を読み、

全てのセリフと動きは計算されているんです。

演出家の頭の使い方を学ぶと、

日常の生活でも失敗とか減りそう(笑)

 

大阪芸術大学短期大学部ホームページ

大阪芸術大学短期大学部ブログトップ 

漂流教室。

昨日、1年生の制作基礎演習Ⅱを担当する竹内先生に

「面白いことになったからブログの取材に来てみて!」と、

突然誘われて行ってきました。 

制作基礎演習Ⅱ
制作基礎演習Ⅱ

メディア・芸術棟のテレビスタジオで

『舞台面を高くする平台とその足となる箱馬を使って3段にしてみよう!』

という舞台セットに関する課題を出したところ… 

竹内先生の思惑とは少し違う3作品ができたのだとか(笑) 

学生さんから「植木を使ってもいいですか?」という

質問がきた辺りからおかしいなと思っていた、

とは授業についていた副手さん。 

制作基礎演習Ⅱ

他のグループと争うように装飾品が次々追加され、

かろうじて『平台と箱馬を使って3段』という

課題は守られているものの、装飾品の方が気になる作品に。

学生さん曰く「漂流中」「おしゃれ」というテーマ作品なのだとか。 

だから学生さんの頭にはヘルメットなのか…? 

制作基礎演習Ⅱ

ひととおり作品が出来上がったところで

竹内先生の講評が始まりました。

まず「上の飾りは課題じゃないよー(笑)」と一言。 

階段を昇り易くするにはどうしたらいいのか?ということを 

メジャーで段差を計りながら解説していました。 

 

大阪芸術大学短期大学部ホームページ

大阪芸術大学短期大学部ブログトップ 

息するのを忘れない。

ちょっと肌寒い伊丹学舍です。

ねもと章子先生が担当するデザイン美術学科1年生の

キャラクター造形コース基礎実習Ⅶへ行って来ました!!

基礎実習Ⅶ キャラクター造形コース

漫画の原稿を描くのにかかせない、

初のペン入れ練習が行われていました。

主なペン先の種類は3つ。

強弱がつけられるGペンとゆるやかな線が描けるタマペン、

細くて繊細な丸ペンがあります。

それらに墨汁をつけて、漫画の原稿が描かれるんですよ。

約半数の学生さんはペン入れ経験があるみたいで

手慣れていて、上手いんです。

担当のねもと先生も思わず、

私より上手いかもしれない…と褒めていました。

基礎実習Ⅶ キャラクター造形コース

ねもと先生がサラリと描いた見本がこれ。

黒髪のつや感がうらやましい美人さんです。

見れば見るほど細かくて、目がチカチカしてきます(笑)

基礎実習Ⅶ キャラクター造形コース

この授業でビックリするのは、本当に静かなこと。

みんな息をするのも忘れちゃったんじゃないか?と、

思うくらい集中して真剣に描いています。

ねもと先生も「みんな息するの忘れないでね!」と、

学生さんに言ってしまったくらい(笑)

それを言わせる学生さんの集中力はすごいです。

 

大阪芸術大学短期大学部ホームページ

大阪芸術大学短期大学部ブログトップ

目指せ、声美人。

どんより曇り空と時々雨の伊丹学舍です。

メディア・芸術学科ポピュラー音楽コースの

ヴォーカル基礎演習Ⅰに行って来ました。

実はこの授業の第1回目は

ポピュラー音楽コース入学前教育の課題であった、

「Everything」または「言えないよ」のうち1曲を選択し、

練習してきたものを1人ずつ人前で発表する日!!

ヴォーカル基礎演習Ⅰ

入ったばかりのカラオケ機械を使って

こちらまでドキドキしてしまう緊張感の中、

練習の成果が1人ずつ発表されました。

カラオケに慣れてる世代だと思うのですが、

まだ数日しか一緒に過ごしていない、

人の前で歌うのは緊張しますよね…

ヴォーカル基礎演習Ⅰ

「足が震えてた〜」とか、「緊張して声が〜」という

声が歌い終わりに多く聞こえてきてました。

歌い始めには、若干の緊張が感じられるものの

気持ちがのってくると、堂々とした歌いっぷり。

パフォーマンスなんかも入ったりして、

人前で聴かせ慣れてるな〜と感じましたよ。

ヴォーカル基礎演習Ⅰ

「見て聴くことと、目を閉じて聴いてみること。

もちろん、視覚的な見せ方も大事だけど、

目を閉じて聴いても、美人を連想させるような

声美人を目指して欲しい。」と、担当の中出先生。 

これからの授業が楽しみになりました!

 

大阪芸術大学短期大学部ホームページ

大阪芸術大学短期大学部ブログトップ

メディアを学ぼう。

春の陽気で日向ごっこしたくなる、伊丹学舍です。

昨日、授業があった新聞・出版概論の様子が

担当の小原常雄先生から写真で届きました!

新聞・出版概論

学生さんは毎日、ちゃんと新聞を読んでいますか?

『新聞はテレビ欄しか見たことない』

『ニュースはテレビかインターネットで…』という

学生さんも多いのではないでしょうか。

メディアの一角を担っている新聞は、

価値判断により、重要なものから並べられ、

同じニュースの報道であっても、

テレビやインターネットでは伝えきれない

背景までより詳しく掲載されています。

新聞・出版概論

テレビやラジオ、インターネットなど

各メディアがどういった報道の仕方をしているのか、

同じニュースで比べてみたら面白いかもしれませんね。

新聞・出版概論の今年度初授業では、

学生さん全員にその日の朝刊が配られ、

小原先生の解説付きで読んだそうです。

新聞・出版概論

初めてじっくり新聞を読んだ学生さんは

新発見があって、ちょっと感動したみたいですよ。

担当の小原先生は新聞社の元編集長。

「メディアを学ぶためのメディア・芸術学科。

『言論の自由』などメディアの根底を支えている

新聞を読む習慣を。」と、話されていました。

 


大阪芸術大学短期大学部ホームページ

大阪芸術大学短期大学部ブログトップ