カメラじゃなくてキャメラ。

広報学科映像系コースから

新しいキャメラが届いたと報告を受けました!

今回、届いたのはSONYのHVR-Z5J。

今まで使っていた、SONYのHVR-V1Jよりも

レンズが広角で明るいそうです。
映像系授業

学生が嬉しそうに箱から取り出していました!

今までのよりも1まわり大きくなって、重さもずっしり。

液晶の位置が高くなり、見やすい!

という学生の声が聞こえてきました。

現在、オリジナル映画を撮影中の監督・與田くんは

クランクインはこちらから

これで2キャメ撮りが可能になりました。

臨場感のある映像が撮れます!

と喜んでいましたよ。
映像系授業

(写真はプロデューサーの中山くん。実は現学友会会長なのにブログ初登場。)

キャメラの他にもモニターも新しく追加して、

現場はさらにテレビで見たことのある

映画撮影現場さながらに。

担当の金先生も「僕の事務所で使っているキャメラより

いいキャメラが入ったなー」とぼそり。
映像系授業

ここで知識

「キャメラ」という言葉にあれ?と

思った人もいると思いますが、

そう、「カメラ」ではなく「キャメラ」

放送業界では「カメラ」で、映画業界では「キャメラ」

同じ物を指しているのに、なぜか呼び方が違うのです。

静止画のスチールカメラと区別するために

映画関係者はカメラキャメラで呼び分けているそうです。

広報学科の学生が最初の授業で抱く疑問ですね。

 

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ほとばしる情熱。

来年度の入学案内に掲載する写真を撮るために

演劇表現演習の授業に行ってきました!!

授業は情熱のフラメンコ。
演劇表現演習 フラメンコ

三林 京子先生の演習授業では、フラメンコの他に

ソシアルダンスや日本舞踊も学びます。

姿勢や緩急をつけた動き、難しいリズムなど

踊りを通して学ぶことはとても多いのです。

舞台では姿勢から立ち振る舞いが重要ですからね。

日も沈みかけた頃の体育館は

少し肌寒いくらいでしたが、

学生の額には汗が滲んでいましたよ!
演劇表現演習 フラメンコ

黒のタートルネックに黒いロングスカート、

ヒールの靴はシンプルな服装なだけに

顔の表情や手の動きが際立ちます。

動く度に大きく揺れるロングスカートからも

激しい動きが伝わってきます。
演劇表現演習 フラメンコ

フラメンコはリズムがとっても難解。

さらにヒールの靴なので

見ているこっちの足がつりそうでした。

これからどんどん、舞台の上で自分を大きく見せる動きや

情熱的な表情に磨きをかけていってくださいね!
演劇表現演習 フラメンコ

 

 

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流れるブロンズ。

ブロンズを溶かして流し込む、

ブロンズ鋳造の授業をすると聞いて

デザイン美術学科の立体造形コース屋外作業スペースに行ってきました!

水のように溶けて流れるブロンズは

すごく綺麗だと聞いていたので

期待に胸が膨らむばかり。

ブロンズ鋳造

ブロンズを溶かす専用の炉からは、すでに黄色い炎が。

炉でブロンズを溶かしている間に

粘土等で作ったモチーフを使って砂型を作っていきます。

ブロンズ鋳造

そうこうしているうちに溶けたブロンズが

炉の溝を通って流れてきた時、

黄金色の炎が水になったようなブロンズの流れに

思わず、その場にいたみんなが息を飲みました。

また、使い込んだ炉から神秘的なブロンズが流れてくるので

そのギャップにもビックリです。

ブロンズ鋳造

その流れるブロンズを砂型に流し入れ、

30分ほどして砂型から作品を取り出します。

取り出している時、「化石の発掘みたい。」という声が。

芸術作品を取り出しているわけですから

同等の価値がありますよ!
ブロンズ鋳造

さらに風圧で細かい砂を除去してから

やっとブロンズになった自分の作品に出会えます。

実際手で持ち上げてみると、想像以上に重たいです!!

作品の大きさにもよりますが、片手ではプルプルします。
ブロンズ鋳造

メダリストはこれを肩に下げるわけですから、

肩がこること間違いなしです。

このブロンズを溶けた状態で杓で掬っていた職人さん、

重さ、熱さに対してさすがとしか言えないです。

 

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クランクイン。

広報学科映像系の映画撮影が

昨日、クランクインということで、

芸短ブログのために記者会見を行ってもらいました!!

作品タイトルは「マイ・サンシャイン(仮題)」

作品は15分の予定で、

絆、信じる心をテーマとして、

男性2人、女性1人の計3人の大学生の話だそうです。
広報学科 映像系

監督……………與田 悟

理絵……………康村 知里

明(アキラ)…….岡本 紘典

正(タダシ)…….松浦 弘将

 

監督の與田 悟くんは、

「冤罪事件という難しい素材も扱います。

でもそれだからといって暗くなるわけではありません!

学生らしく、ユーモアのある作品をめざして頑張ります!

ゆくゆくは映画コンクールへの出品も視野に入れてます。」

と、やる気に満ちた瞳で話していただきました。
広報学科 映像系

主演に大抜擢された、理絵役の康村知里さんは、

「私はデザイン美術学科なので、初めてお話をいただいた時に

演技なんてできない、って思ったんです。

それでも、ちょっとでいいから、って言われて…

台本見て、セリフの多さにビックリしました。

全然ちょっとじゃないって(笑)。」

>>初めての演技は苦労してますか?

「みんながいる前なのに、カチンコがなった瞬間に

役になりきるのが、難しいです。

やっぱりまだちょっと恥ずかしい。

あと、声のトーンとか表情にも苦労してます。」

>>演技と絵を描くのはどっちが好き?

「やっぱり絵の方が好きですね(笑)。」
広報学科 映像系

他の授業との兼ね合いもあり、

なかなか出演してくれる人が見つからなかった時、

監督のイメージにピッタリということで

デザイン美術学科の康村さんに矛先が向いたそうです。

次はぜひ完成披露記者会見をお待ちしています

 

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熱血!マンガ塾。

今日は大阪芸術大学キャラクター造形学科

学科長、里中満智子先生の特別講義がありました!

里中先生は「天上の虹」「アリエスの乙女たち」など

代表作も多数で、在学生のお母さん方の中には

里中先生のマンガをリアルタイムで読んでいた方もいるのでは?

里中満智子先生 特別講義

「マンガ表現における画面効果とは?」という講義テーマで

実際に里中先生の原稿を見ながら授業が進められました。

同じ原稿でも効果の違うものを何枚か並べてみると

それぞれ同じ原稿にも関わらず、印象がガラリと変わり

不思議ですごく面白かったです!


コマ割りや効果の付け方、吹き出しの位置にベタの使い方まで

明日から使える実践的なことを中心に

里中先生の経験を生かして話していただきました!

将来、漫画家やイラストレーターを夢見る学生には

かなり勉強になったのではないでしょうか。

里中満智子先生 特別講義
 
里中先生流のマンガへのこだわりは

下書きはあくまでラフに!

ペン入れで下書きをなぞると線の力がなくなるので、

ペン入れで力強い線を引くには下書きをラフに、

というのが里中流。

自分の手に合う道具はきちんと手入れして大事に使うこと。

また、年月によって道具の好みも変わるけど

こうなんだと決めずに色々試すこと。

手が汚れない筆記用具はダメ、

昔ながらのやつのほうがクリアな線が引けますよ。

面倒くさいと思うことも楽しんでやって欲しい、と

プロの漫画家さんらしいこだわりを教えていただきました!

里中満智子先生 特別講義

マンガは1日にして現在のようになっているのではなく、

先輩たちに色々刺激を受けた後輩たちによって変わって来た。

自分たちも後輩に刺激を与えるような人になって欲しい。

と学生にエールを送っていました。

  

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声を表現する。

本日、大型台風18号の接近に伴い、

午後からの授業となりました、

大阪芸術大学短期大学部です。

 

昨日は7月9日(水)に続いて2回目の

平野啓子先生のカルチャーコースがありました!

1回目の様子はこちらから

カルチャーコース
 
全員が順番に1人で清少納言「枕草子」の冒頭、

「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは

少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。」

を声に出して語るというもの。

そこで平野先生は1人ずつに

コメントやアドバイスを寄せて

なんとも贅沢な授業となりました!

司会者、声優、ナレーター、ラジオのパーソナリティといった

声の表現を仕事にしたいと思っている人が

学生の中にも増えて来ている気がします。

そういった学生は平野先生から学ぶことも多かったはず。
カルチャーコース

発声や読みの基本は語尾を下げること、

区切り区切りで少しずつ言葉の出の高低を変化させること、

生きた間の取り方や大切さ、

言葉を話す際には顔を上げることなど、

聞き手が聞きやすい語りについて

実践を含めた授業ですごく分かりやすかったです!

朗読と語りの違いや語りと芝居の違いについて

アテブリ(言葉に動作をつける)において

芝居はセリフとリンクするが

語りと動作は少しズレが生じるといった

専門的なことまで。

心地よい平野先生の声に癒されました。 


徒然草に学ぶ―兼好に恋して (日本人・心の源流)

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あすとろ出版 2009-08

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平野先生が徒然草に描かれた、兼好法師のメッセージに
拠り所を失った現代人の求める答えを見いだしていきます。
伊丹学舍図書館にもあるのでチェックです!

 

 

太宰治生誕100周年を記念して発売された「走れメロス」の

平野先生語りCDも図書館にありますよ! 

 

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これぞ匠の技。

今月9日にガラス工芸特講で山野宏先生が

制作した魚の鮎が無事、  →こちらから

熱を徐々に下げる除冷庫からでてきました!
山野宏先生 鮎

吹きガラスなので、中は空洞になっています。

巻いた銀がいい具合にひび割れて、

魚の光り具合を見事に再現!

色付けの為にかけた、グレーグリーンの色ガラスの粉も

絶妙な色合いの鮎を表現しています。

写真では、この精巧さの半分も伝えられないのが

本当に残念…
叫ぶ

でも、広報棟の中庭にある池に入れておいても

ガラスで制作されたとは絶対に気付かれない自信があります!
山野宏先生 鮎

写真を撮って事務局に帰り、パソコンの画面上で見せると

その後、事務局のほぼ全員が実物を見に行ってました(笑)

“ガラスは割れてしまう”という儚さが

さらに作品の価値を上げていますよね。

そして、100%人間の手で作っているものなので、

同じ物が2つとできない。

触らしていただいた時には

息をするのを忘れるくらい緊張しました。

そして、少しでもカタッと倒れそうになると必死です。
山野宏先生 鮎

山野先生は去年の

"世紀のダ・ヴィンチを探せ!"高校生アートコンペティション2008

ダ・ヴィンチ大賞のトロフィーも制作されたとのこと。

こちらもご覧になる機会があればぜひ。

トロフィーというより副賞くらいの芸術作品です。

 

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みんな3歳児になれ。

集中講義3連チャンです。

今日の集中講義は舞台芸術特講

大阪芸術大学舞台芸術学科の学科長を務める、浜畑賢吉先生

劇団四季脱退後、舞台やテレビを中心に活躍しておられました。

 

「さあ、ゲームをしよう。」の一言で始まった授業は

ストレッチ体操や発声練習は先延ばし。

いつもと違うスタイルに学生達もたじたじです。
舞台芸術特講 浜畑賢吉先生

まずは学生たちを3歳児に戻してあげることが大切。

3歳の時って、みんな天才でしょ?

3歳児って理屈じゃなくて、感性で動いてるから、

予想もしないことがよく起こる。

感性で動くことは舞台でも一緒なんだ。

始めに、左右の脳をごちゃごちゃにさせるような遊びをして

3歳で誰もが天才だった時に戻してあげるんだ。

と、授業の前に話していただきました。
舞台芸術特講 浜畑賢吉先生

数人の円になり、気や擬音語、言葉を繋げるゲームをした後、

浜畑先生は学生に質問しました。

「自分は才能があると思っている人?」

なかなか学生の手は挙がりません…

すると、浜畑先生は

「どうして才能ないと思うの?若い人で才能がない人はいないんだよ。

迷ったり、悩んだり、恨んだりしてはいけない、引いた目になるから。

いつも楽しいことを考えて、目を輝かせていて欲しい。」

と、一人一人の目を見て訴えます。
舞台芸術特講 浜畑賢吉先生

授業の始めより、学生の目が少し輝いて見えました。

浜畑先生の授業は、遊びながら舞台に必要なことを

身につけていく、とってもユニークな授業でした。

 

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時間の流れ。

昨日に引き続き、集中講義の取材に行ってきました!

今日は大森一樹先生メディア特講

大森先生は大阪芸術大学映像学科の学科長であり、

映画監督としても多くの映画を手がけている方です。

代表作はキネマ旬報ベストテンにも選ばれた「ピポクラテスたち」や

村上春樹原作の「風の歌を聴け」、「平成のゴジラシリーズ」に

記憶に新しい織田裕二主演の「T.R.Y.」など多数!

   

まずは、第11回日本アカデミー賞優秀脚本賞・優秀監督賞を受賞した、

斉藤由貴主演の「恋する女たち」をみんなで鑑賞。
メディア特講 大森一樹先生

「映画で大切なのは、

いつ(When).誰が(Who).どこで(Where).何をしたのか(What)

という4つのWです。

実は何をしたか(What)は後から自然についてくる。

最初の段階で1番大切なのはどこ(Where)だったりするんです。

そこには、出演者のスケジュールに合わせる必要とかあるんだけど。」

と、映画業界の裏側の話をおり混ぜつつ話が進みます。
メディア特講 大森一樹先生

また、映画の楽しみ方の1つとして

一般の人にはあまり知られていない楽しみ方を教えていただきました!

「映画は画像と音楽の芸術である、

と思っている人が多いかもしれないけど、

実は、時間の芸術でもあります。

映画上映の時間には、1日であったり、1年であったり、

はたまた10年という時間が流れています。

映画の中で良い時間の流れを表現するのも、

 映画の要素の一つなんですよ。」

そう言われてみると、なるほどと納得です。

映画を観ていて、「疲れたな〜」とか思う映画は

良い時間が流れていない、少し長い映画なのかもしれません。

はたまた、同じ時間でも「あっと言う間に終わった」と

印象を受ける映画もあります。

それは、きっとその映画に良い時間が流れているからでしょうね!

今後、映画を観る機会があれば、そこに注目してみてください
メディア特講 大森一樹先生

実は、監督が映画の上演時間を決めることはできないそうです。

映画2本立てが主流だった時代には1時間30分だったし、

ビデオのレンタルが始まると2時間が主流になった。

そして、DVDが主流となった現在では、

3時間を超える映画がでてきている、ということ。

決められた時間の中でいかに良い時間の流れを作るかが、

映画監督の手腕にかかってくるということでしょうか。

楽しい講義、ありがとうございました!

 

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作品は語る。

只今、大阪芸術大学短期大学部では、

今月3日から新学期が始まるまで、

集中講義が目白押しです。

今日はその中の一つ。

大阪芸術大学工芸学科の教授である、

山野宏先生のガラス工芸特講に行って来ました!
ガラス工芸特講

また、芸短ガラス工芸客員教授の増田先生と

山野先生の工房で一緒に働いたことがあるという、

講師の佐藤先生も助っ人で来られていましたよ。
ガラス工芸特講

午前中には、学生の前で魚の鮎を制作。

ガラスに銀を巻き、何度も溶かして吹いてを

繰り返すうち銀がガラスに溶け込んで黄色っぽい色に。

佐藤先生との息の合ったベンチブロウも流石です。
ガラス工芸特講

ほとんどの学生が携帯かデジカメを出して、 撮影大会状態。

出来上がった時には、自然に学生から拍手が。
ガラス工芸特講

絶妙な色合いと形。

まさか、ガラスでできているとは思えません!

むしろ、あれ?釣りたてですか?くらいの

新鮮さが表現されています。


制作したのが、なぜ魚なんですか?と質問すると、

自分が若い時に色々なところに行き、

知らない場を恐れなかった姿勢が

一つの所に留まれない、回遊魚と重なり、

自分のシンボルとして魚を多く制作してきたんです、と山野先生。


また、3日間という短い講義の中で、

学生には、自分の気持ちを伝える手段は

話したり、書いたりするだけじゃなくて、

造形や作品でも思いを伝えることができるということを

伝えたいとおっしゃっていました!

 

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