生きてる証拠。

午前中に降った雨のせいか、

ちょっと肌寒い伊丹学舍です。

デザイン美術学科工芸コース陶芸専攻

2年生の専攻実習Ⅳの授業へ行ってきました!

この授業では今、電動ロクロを使う練習中。

陶芸専攻 専攻実習Ⅳ

電気ロクロを使う前に、素材である土を作る作業から始まります。

硬い土と柔らかい土を合わせ、最適な硬さの土を作る荒もみの作業後、

次は空気を抜く菊もみが行われます。

空気を抜くため、回しながら揉むときに

菊のような模様ができることから菊もみなんですよ!

学生さんたちが電気ロクロを使うのは今日で3回目。

陶芸専攻 専攻実習Ⅳ

課題では、同じ大きさの湯のみを何個も作るのですが、

これがなかなか難しいんです…

電動ロクロを使うと、

少しの力加減で形が崩れてしまうため、

大きさや厚みを揃えるのが難しいのだとか。

陶芸専攻 専攻実習Ⅳ
  

また実は、形作ったものを置いておいたり、焼いたりすると

必ず一回り小さくなるのが陶芸の特徴です。

土の中に含まれている水分や有機物が

空気中に抜けるため起きる現象だそうですが、

これが土の特徴で生き物であるという証拠なんだとか。

昔も今も基本的な手技手法はほとんど変わらない陶芸。

担当の長尾先生は作品を作りながら、

「昔の人と同じことしてるんだよなぁ」、と

時々、気持ちがタイムスリップするそうです(笑)

 

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ブレない人。

雨が降ったり止んだりの伊丹学舍です。

メディア・芸術学科舞台制作コース2年生の

演出演習Ⅱの授業へ行ってきました!

シェークスピア「ロミオとジュリエット」の台本を使って

学生さんが演出と演者を交替でやっていましたよ。

演出演習Ⅱ

「○○登場」「○○戦う」とだけ書かれている台本。

セリフから役の性格や容姿を読み取り、

どう動くのが自然なのか?さらには前後のセリフから

台本にない相手の動きを読み、どう立ち回らせるのか?

そのすべてが『演出』となります。

だから、同じ台本を使って公演しても、

演出家によって全く雰囲気の違う作品になるんですね。

演出演習Ⅱ

演出中には演者と討論することも珍しくないのですが、

この場面ではお客さんに何を伝えたいのか?

どうしたら伝わるのか?が一番の問題。

演出家に求められるのは、世界観をきちんと作り、

その方向へ演者を導くため理論づけができること。

演出演習Ⅱ

担当のさとうしょう先生曰く、

『ブレない人』が演出には必要なのだとか。

演出家は常に先の展開を読み、

全てのセリフと動きは計算されているんです。

演出家の頭の使い方を学ぶと、

日常の生活でも失敗とか減りそう(笑)

 

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漂流教室。

昨日、1年生の制作基礎演習Ⅱを担当する竹内先生に

「面白いことになったからブログの取材に来てみて!」と、

突然誘われて行ってきました。 

制作基礎演習Ⅱ
制作基礎演習Ⅱ

メディア・芸術棟のテレビスタジオで

『舞台面を高くする平台とその足となる箱馬を使って3段にしてみよう!』

という舞台セットに関する課題を出したところ… 

竹内先生の思惑とは少し違う3作品ができたのだとか(笑) 

学生さんから「植木を使ってもいいですか?」という

質問がきた辺りからおかしいなと思っていた、

とは授業についていた副手さん。 

制作基礎演習Ⅱ

他のグループと争うように装飾品が次々追加され、

かろうじて『平台と箱馬を使って3段』という

課題は守られているものの、装飾品の方が気になる作品に。

学生さん曰く「漂流中」「おしゃれ」というテーマ作品なのだとか。 

だから学生さんの頭にはヘルメットなのか…? 

制作基礎演習Ⅱ

ひととおり作品が出来上がったところで

竹内先生の講評が始まりました。

まず「上の飾りは課題じゃないよー(笑)」と一言。 

階段を昇り易くするにはどうしたらいいのか?ということを 

メジャーで段差を計りながら解説していました。 

 

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息するのを忘れない。

ちょっと肌寒い伊丹学舍です。

ねもと章子先生が担当するデザイン美術学科1年生の

キャラクター造形コース基礎実習Ⅶへ行って来ました!!

基礎実習Ⅶ キャラクター造形コース

漫画の原稿を描くのにかかせない、

初のペン入れ練習が行われていました。

主なペン先の種類は3つ。

強弱がつけられるGペンとゆるやかな線が描けるタマペン、

細くて繊細な丸ペンがあります。

それらに墨汁をつけて、漫画の原稿が描かれるんですよ。

約半数の学生さんはペン入れ経験があるみたいで

手慣れていて、上手いんです。

担当のねもと先生も思わず、

私より上手いかもしれない…と褒めていました。

基礎実習Ⅶ キャラクター造形コース

ねもと先生がサラリと描いた見本がこれ。

黒髪のつや感がうらやましい美人さんです。

見れば見るほど細かくて、目がチカチカしてきます(笑)

基礎実習Ⅶ キャラクター造形コース

この授業でビックリするのは、本当に静かなこと。

みんな息をするのも忘れちゃったんじゃないか?と、

思うくらい集中して真剣に描いています。

ねもと先生も「みんな息するの忘れないでね!」と、

学生さんに言ってしまったくらい(笑)

それを言わせる学生さんの集中力はすごいです。

 

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目指せ、声美人。

どんより曇り空と時々雨の伊丹学舍です。

メディア・芸術学科ポピュラー音楽コースの

ヴォーカル基礎演習Ⅰに行って来ました。

実はこの授業の第1回目は

ポピュラー音楽コース入学前教育の課題であった、

「Everything」または「言えないよ」のうち1曲を選択し、

練習してきたものを1人ずつ人前で発表する日!!

ヴォーカル基礎演習Ⅰ

入ったばかりのカラオケ機械を使って

こちらまでドキドキしてしまう緊張感の中、

練習の成果が1人ずつ発表されました。

カラオケに慣れてる世代だと思うのですが、

まだ数日しか一緒に過ごしていない、

人の前で歌うのは緊張しますよね…

ヴォーカル基礎演習Ⅰ

「足が震えてた〜」とか、「緊張して声が〜」という

声が歌い終わりに多く聞こえてきてました。

歌い始めには、若干の緊張が感じられるものの

気持ちがのってくると、堂々とした歌いっぷり。

パフォーマンスなんかも入ったりして、

人前で聴かせ慣れてるな〜と感じましたよ。

ヴォーカル基礎演習Ⅰ

「見て聴くことと、目を閉じて聴いてみること。

もちろん、視覚的な見せ方も大事だけど、

目を閉じて聴いても、美人を連想させるような

声美人を目指して欲しい。」と、担当の中出先生。 

これからの授業が楽しみになりました!

 

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メディアを学ぼう。

春の陽気で日向ごっこしたくなる、伊丹学舍です。

昨日、授業があった新聞・出版概論の様子が

担当の小原常雄先生から写真で届きました!

新聞・出版概論

学生さんは毎日、ちゃんと新聞を読んでいますか?

『新聞はテレビ欄しか見たことない』

『ニュースはテレビかインターネットで…』という

学生さんも多いのではないでしょうか。

メディアの一角を担っている新聞は、

価値判断により、重要なものから並べられ、

同じニュースの報道であっても、

テレビやインターネットでは伝えきれない

背景までより詳しく掲載されています。

新聞・出版概論

テレビやラジオ、インターネットなど

各メディアがどういった報道の仕方をしているのか、

同じニュースで比べてみたら面白いかもしれませんね。

新聞・出版概論の今年度初授業では、

学生さん全員にその日の朝刊が配られ、

小原先生の解説付きで読んだそうです。

新聞・出版概論

初めてじっくり新聞を読んだ学生さんは

新発見があって、ちょっと感動したみたいですよ。

担当の小原先生は新聞社の元編集長。

「メディアを学ぶためのメディア・芸術学科。

『言論の自由』などメディアの根底を支えている

新聞を読む習慣を。」と、話されていました。

 


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初ポピュラー取材。

この春、誕生したてほやほやの

メディア・芸術学科ポピュラー音楽コース。

今日はそのポピュラー音楽コース、

音楽制作基礎Ⅰの授業へ行ってきました!

音楽制作基礎Ⅰ

この授業では、DTMの基礎を学びます。

DTMとはデスクトップミュージックの略で、

電子楽器などをパソコンに接続して音楽制作を行うこと。

作曲は特にピアノやギターを弾きながら…

というイメージがあるのですが、楽器がなくても

最近はこんな風にパソコン上で音楽制作が出来ます!

音楽制作基礎Ⅰ

第1回目の今日はスティビーワンダーの「I wish」を

CUBASEという音楽制作ソフトを使って

担当の渡辺邦孝先生がデモンストレーション。 

多くの楽器の音を自在に操れるこのソフトを使って、

今回は電子ピアノ、クラビネット、ベース、

ブラスファンファーレ、ハーモニカ、ドラムスの

6つの楽器の音を小さな鍵盤を使って入れました。

音楽制作基礎Ⅰ

ベースが弾けなかったり、ドラムスが叩けなくても

それらの楽器の基礎が分かっていれば、

パソコンと鍵盤を繋いで、それぞれの音を鍵盤で入れることができます。

楽器一つの音を入れる作業は地道ですが、

6つ合わせて再生すると圧巻!!

入れる楽器を考えるのも楽しそうだったので、

同じ曲でも選ぶ楽器によって違う雰囲気になるんだろうなぁ。

音楽制作の最先端を垣間見た授業でした。

 

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大阪人の説明って。

先週の土曜日から前期授業が始まりましたが、

土曜日は授業数も少ないので、

今日が初授業という1年生が多いかな。

“1年生の初授業”ということで

緋田先生担当のスペースデザインコース

基礎実習Ⅱへブログ取材に行って来ました!!

スペースデザイン 基礎実習Ⅱ 
 

第1回目の今日は、今後の授業展開について

オリエンテーションが行われていましたよ。

スペースデザインコースの基礎実習Ⅱでは、

全15回の授業で店舗併用住宅を考えて

ウインドウディスプレイを制作するのだとか。

学生さんたちの若くて柔らかい頭を生かして、

他にはないオリジナリティ溢れる店舗を期待してますね。 

スペースデザイン 基礎実習Ⅱ 

オリエンテーションが終わった後には、

緋田先生が春休みに建築の勉強へ行って来たという、

中国の写真を囲んで土産話を聞きました。 

緋田先生の説明はいかにも大阪人(笑) 

「ばぁーっ!!」とか、「ぐぁーっ!!」とか、

とにかく擬音語の説明が多くて、

雰囲気しか伝わってきません(笑) 

スペースデザイン 基礎実習Ⅱ 
スペースデザイン 基礎実習Ⅱ 

さっそく1年生からツッコミが入って、

第1回目の授業から大笑いとなりました。

 

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サイズの摩訶不思議。

広報学科メディアコース広告系の

田中ゼミへ行って来ました!  

2月の創作展ではテーマ自由のシリーズ広告を

B1サイズの大判ポスターで展示する田中ゼミ。

広告系 田中ゼミ
 

メディア・芸術棟2階のゼミ室Cでは 

今年もテーマが自由ということで、

整髪料やチョコレート、靴、音楽プレイヤーなど

様々なジャンルの広告を制作中でした。

普段はパソコンの画面で作業していて、

確認で印刷しても通常のプリンタでA3サイズまで。

A3サイズでは最適な文字サイズや絵の位置、余白の量でも 

B1サイズで最適とは限らないのが

ポスターの難しいところです。

広告系 田中ゼミ
 

紙の大きさが3倍だから文字も絵も余白も3倍という

単純計算ではないんですね… 

A3サイズをそのまま大きくしたはずなのに、

用紙サイズの違いで印象が変わってしまうこともしばしば。  

A3以上の印刷ができる大型プリンタは両学科にあるのですが、 

実は大判ポスターの印刷は用紙にインク代と

けっこう、お金がかかる作業… ということで、 

大判印刷をする前にB1サイズの大きさになるように

A4用紙を使って通常プリンタで分割印刷しながら、

文字の大きさや絵の位置、余白の量を確認します。  

広告系 田中ゼミ
 

ちょうど1人の学生さんが分割印刷したものを

田中先生を中心に他のゼミ生と検討している様子でした。 

こんな感じで確認して、微調整後にいよいよ印刷なんですね。 

デザイン美術学科同様、広報学科も

卒業制作2011へ向けて大詰めを迎えています! 

 

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Macの中で作業してる。

卒業制作展が近いということもあり、

ブログでも2年生ばかりをピックアップしていますが、

1年生ももうすぐ後期授業終了、 

1年間の勉強の成果を問われています。

ビジュアルデザインコースマーケティングの

専攻実習の合評に行って来ました!

VD−M 専攻実習
 

担当は辛口コメントで定着している木村先生。 

1年間の成果を4枚のパネルに貼って

先生の前で発表する学生さんの声は

木村先生の辛口コメントに恐縮してか、小声気味です… 

VD−M 専攻実習
 

野菜カフェやハンバーガーションプ、カラオケ屋さんと

取り上げられてるお店はさまざまで

広告展開も広がっていて面白いと思うのですが、

合評中、木村先生から度々聞かれたのは

「Mac(パソコン)の中で作業してる」という言葉。

カフェにしてもメガネ屋にしても帽子屋にしても

存在している類似ショップが実際にどういう広告しているのか? 

どういう写真を使っているのか? という研究が足りないという指摘です。

VD−M 専攻実習
 

パソコンという狭い画面の中だけでは、アイデアは出ません。 

「実際に扱おうと思っている広告素材は

手で触って、手で見つけてくる。」

ぜひ、今日の合評での辛口コメントを糧に

もう一度、木村先生にチャレンジして下さいね。 

 

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