あいにく雨の伊丹学舎です。
現在開催中の第35回全国大学版画展に
出品中の学生さんに会って来ました!!
この展覧会には大学や専門学校合わせて55校が参加しており、
約260作品が一同に展示される、とても大きな展覧会。
全国の各校で選抜した作品が紹介される、この展覧会で
デザイン美術学科版画コースの上村先生が
芸短代表で選抜したのは3人の3作品。
そのうちの1人、西村菜摘さんにインタビューしてきました。
タイトルは「burn」で「燃えている」という意味だそう。
実際に紙を燃やして焦げたものをコピーにとって
シルクスクリーンにおこしたのだとか。
タイトルからすると激しい炎を連想してしまいますが、
西村さんの作品は淡い色だったので、イメージを聞いてみると、
実は、この作品は4連作になっていて、
これは1作目の燃え始めの静かな炎をイメージしているそう。
2作目3作目とどんどん燃えて、いずれは消えてゆく…という
4連作が卒業制作展では発表できる予定、ということでした。
今回は紙や手法にいつも以上にこだわっていて、
手触りがかさかさした、黄色っぽいかさ紙を使用。
背景の薄緑はわざと裏から刷って、紙の黄色と少しすけた緑が
合わさる事で透明感を出す工夫が施されています。
展覧会は東京の町田で行われており、
なかなか気軽に足を運べる距離ではないのですが、
行った学生さんが撮って来た写真を、みんなで観て
どんな作品があったとか、展覧会の様子を聞いていました。
他学校の学生さんの作品を観て、刺激がもらえたかな?