絵描きはウソつき。

デザイン美術学科の学生さん全員が必修の

デッサンⅠの授業へ行ってきました!

今日、火曜日の担当は井上孝博先生。

デッサンⅠの授業が行われている教室の扉を開けると、

薄暗〜い教室で石膏像をデッサンする学生さんの姿が。

デッサンⅠ

この薄暗さ、エコや節電対策ではなく(笑)

対象物が北窓から入る光によって影のできた

石膏像のデッサンであるため、

蛍光灯による影が入らないように電気を消してるそう。

白い石膏像を対象にしているのは影がわかるようになのだとか。

デッサンⅠ

これは学生さんの描きかけのデッサンです。

ロボットのようにも見えますが、

これは面を捉えながらデッサンする描き方。

初めにこうやって面を捉えて描くと描き易いそう。

デッサンⅠ

紙の前に座って、ひたすら描くのではなく、

遠くから自分のデッサンと石膏像を見比べたり、

近くで石膏像を見て触ってみたり、

デッサンは手ではなく足で描く、に近いのだとか。

平面に立体を描くというのは、

ある意味、ウソをついてること。

「絵を描く人はウソつき」と、井上先生の言葉が印象的でした。