文化財をレスキュー!

 

先週の木曜日。

私は、デザイン美術棟・陶芸実習室で行われた、

被災文化財修復ワークショップに参加してきました♪

いつもは授業を見学し、記事にしている私ですが、

今回は、私も学生と一緒に体験してきましたよ!

 

※被災文化財とは…

地震による津波や土砂災害などで、土に埋もれてしまい、

汚れてしまった芸術品などのこと!

災害が起きたとき、まず優先されるのは、

人の命ですから、文化財が救出されるのは、

約2週間から3週間ほど後なのだそうです。

ということは…、水に濡れ、十分に乾燥されていない

作品たちは放っておくとカビだらけになることも…。

 


 

 

そんな作品のレスキューをするのが、

今回、講師としていらっしゃった谷村さんを中心とする

ボランティア団体の皆さん。

 

この日は、実際に、泥を払う作業をお手伝いしました。

まず文化財を水に浸します。

水に浸すと文字が消えてしまうのでは…?と

驚いていたのですが…

墨は、水にぬれても消えないのだそうです!

それは知らなかった…( *-*)!

 


 

 

こちらは本を1頁1頁、水の中でめくっていく作業。

竹ヘラを使って、破れない様に、慎重に…!

頁をめくる時には、角度をつけるとめくりやすかったです♪

この作業、やり始めるととても楽しいですが、貴重な物を

後世に残す重要な作業なんですよね! 

 

 

本になっていたり、和紙を折り畳んで綴じられていたり、

いろんなパターンの書物があります。

こちらは、献立のようなものが書いてありました!

内容が分かると、より一層楽しくなってきます。

 

ばらばらになっている本は不織布で1枚1枚引き上げます。

こちらの学生さんは、うまく出来ていますが…

 


 

私は失敗して、何度もやり直しました(・・;)

 

最初は、綺麗な水の中で作業していたはずなのに、

気がつけば、水は黄色くなり、筆で払っていった泥で、

汚れていました!!!

水を入れ替えながら作業を進め乾燥棚で乾燥!!

一度やり始めると止まらなくなる、この作業。

ぜひ皆さんにも参加して頂きたいです♪

 

今週も来週も、陶芸実習室で体験できるので

10:00~16:00陶芸実習室へGO!!

デザイン美術学科の学生さんは、もちろんのこと、

メディア・芸術学科の学生さんも、ぜひ行ってみて下さいね♪