動物たちの生きた証を彫る

 

朝は天気の悪かった伊丹学舎ですが、今はすっかり晴れていますね♪
さて、そんな本日のブログは…
メディア・芸術学科とデザイン美術学科の1回生が
主に選択している総合教育科目「動物芸術論」の模様をお伝えします♪
昨日の「動物芸術論」は彫刻家・はしもとみおさんによる特別授業でした!

 

 

動物彫刻家として活躍される、はしもと先生は、
現在三重県にあるアトリエ兼自宅で制作活動をされています。

 

その仕事内容は さまざまで、美術館での展覧会や、
木彫りワークショップ、イラストや、個人や企業向けのオーダーメイド彫刻など、
幅広く活躍されています!

 

 

大学卒業後から、職業作家として活躍されている はしもとさんのお話は、
これから、卒業後の進路を考える学生さんたちにとっても、
ためになる話だったのではないでしょうか?

 

大事なのは経験値の積み重ねです。
ホームページの作成やSNSなど、時代に合ったコンテンツを利用する事で、
より活動の幅を広げられます。

 

 

「動物たちとデッサンが私の原点」と言う、はしもとさん。
オーダーメイドで、仕事を受けた場合、
まずは、実際に動物を見に行きスケッチ。

 

ここで活きてくるのが、はしもとさんの習慣「朝練」!
18歳の頃から、毎朝30分間、スケッチの練習をしているそうです。

 

 

これは、スピードと精度をあげるための訓練で、
日記のように毎日続ける習慣を、
学生さんにも、ぜひ身につけてほしいとおっしゃっていました。

 

そして何枚も写真を撮り、依頼者と相談しながら大まかな作りを構成。
頭の中に描いたその構成を元に、躊躇無く彫り進めていきます。
彫刻は、後から付け足すことが出来ないので、
あらかじめ、スケッチを取る事で、より具体的にイメージを作っていくんですね♪
依頼者と密に連絡を取り、その都度細かい調整を重ねていきます。

 

はしもとさんの作品は、個体それぞれの特徴を捉え、
よりリアルに忠実に再現されています。

 

 

授業の最後には…猫の彫刻を実演!
これは、猫島にいる野良猫100匹を制作するライフワークの一環。

 

ざっくりとカットされただけの楠木が、
40分程で、あっという間に猫ちゃんに…♪
学生からの質問にも答えて頂き、
授業は、あっという間に終わってしまいました!

 

 

プロとしての心構え、学生時代にしておくべきことなど、
お話を聞きながら、私も勉強になりました♪

 

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