プロのフィギュア原型師になる為には…


何でも作れてしまうより、一つの物に特化し

自分の得意分野を持つ方が良いのだそうです。 

 

先日、デザイン美術学科の授業、

「基礎実習(フィギュアアーツ)」

見学してきました。

 

 

 

課題は好きなキャラクターの胸像を作るというもの。

胸像とは、顔から胸までのフィギュアの事です。


学生は、アニメキャラクターやゲームのキャラクター、

好きなアーティストや自分で考案したキャラクターまで

それぞれ好きな1つをフィギュア化していました。


フィギュア制作で使うのは、スカルピーと言われる

特殊な粘土。レンジで熱して固めます。


この粘土は「ルールが無い粘土」。

どのタイミングで固めるのかは、学生一人一人が

考えるべき課題なのだそうです。


制作中は真剣そのもので、正面から横から、

いろんな角度の資料を見ながら、フィギュアを

作っていきます。

遠くから見たり、携帯で写真を撮ったり、

客観的に見るのも忘れずに。

 

  

 

時には先生がお手伝いすることも…。

学生は、目の前で見るプロの技に魅入っていました。


フィギュアの半顔だけ出来た所で、先生は学生に

作品を返します。

「先生を見てるだけで、出来た気分になってしまうー」

と、うなだれながらも、学生は細かい作業を

続けていました。

間近で見て、技術を習得するのも良い勉強に

なるのかもしれませんね。

 

 

 

そして私が気になったのは、フィギュアの芯になる部分。

針金をねじっているのが分かりますか?

これは、粘土を付きやすくする為なのだそうです。

 

でも、「全部の針金を必ずねじる」というルールは

無いみたいなので、針金の使い方も人それぞれですね。 

 

また授業を見学に行きますので、引き続き、

気合いの入った作品を制作していって下さいね