6月26日(金)。大阪学舎で、特別講義がおこなわれました♪
今回、講義をして下さったのは、教育評論家・法政大学教授の尾木直樹先生。
「尾木ママ」の愛称でテレビ等でも活躍されているので、
知っている方も多いのでは…?
今回の講義テーマは「グローバル化時代の教育-個の自立心を育てる-」。
導入から、所沢市の育休退園問題についてや、
世界から見た日本の教育など、保育学科の学生たちだけではなく、
国際的視野を持つ英米文化学科の学生にとっても、
興味のある話題ばかりだったのでは無いでしょうか。
中でも、私が一番印象に残っているのが「ゆとり教育」についてのお話。
ゆとり教育というのは、個性を尊重し、
自分と向き合うことを目的としています。
このゆとり世代に代表されるアスリートは数多く…、
尾木先生は、フィギュアスケートの羽生結弦選手を例にあげ、
羽生選手がソチオリンピックで金メダルを取ったにも関わらず謝罪した、
その真意をお話し下さいました。
このことは、メダルや順位などの結果云々ではなく、
最高の演技が出来なかったことへの謝罪、
つまり「自分と勝負をしている」「自分と戦っている」証拠であり、
これこそが、ゆとり教育の特徴なのだと尾木先生はおっしゃいます。
近頃は、ゆとり世代という括りで、悪い印象を持たれがちです。
学校の勉強時間は少なくなっていましたが、
能力・意欲のある子は、どこまでも応援する。
それが「ゆとり教育」の本来の姿なのだそうです。
そして、これからの時代、
未来を背負っている子どもを育てていくことになる、
保育学科の学生さんたち。
しっかりと頭に入れておくべき、
日本の教育現状を知ることとなりました。
「他国の教育をぜひ見て欲しい」と
強くおっしゃっていた尾木先生。
先生が各国で視察してきたという教育現場に
興味を持った学生さんも、たくさん居た様です。
尾木直樹先生、貴重なお話をありがとうございました♪