晩秋の伊丹キャンパス

今、キャンパスは赤色、黄色に染まっています。

春の桜の季節も見事ですが、秋から冬にかけてのこの時期のキャンパスは、まさに絵画の世界です。

そんな肌寒い午後、学生さんたちは頑張っていました。

回廊を歩いて、右の芝生を見れば、メディア・芸術学科映像コースの卒業制作品制作中。

学生の迫真の演技、吉岡健一先生のカメラを見つめる目、「よーい、(ガチンコ!)」の学生さんの掛け声。

こちらもカメラを押す音をそうーっとそうっーと・・・。

完成品を卒業制作展で観ることができるので、楽しみにしています。

左の芝生ではデザイン美術学科井上孝博先生の「デッサン」の授業が行われていました。

2週連続課題として、3限目開始の13:10から5限目終了の18:00までの時間内に完成させるそうです。

今日が2週目で、木の写生は日没の時間と雨との戦いです。

鉛筆デッサンです。

これより、数週間前の課題は、「芝生を広く描く」というもの。

簡単なようで難しい課題ですね。

日常のこのようなひとコマに出会うと、「ものをつくる」というひとつの目的を共有して集まっているひとたちの学校だなとつくづく思う私です。

そして2年間という凝縮された時間の中で、思いっきりみんなの感性を磨いてねと願っています。

AIに勝てるのは、人間の感性です!