全ての基本はキャラクターの魅力である

 

11月7日。デザイン美術学科

本学フィギュア・アーツコース客員教授

岡崎武士先生による、「キャラクター原論」

特別講義が行われました。

 

 

フィギュア・アーツ客員教授として、

講義いただいている岡崎先生ですが、

本来は漫画家です。

この特別講義を受ける学生も、キャラクター造形や

ヴィジュアルデザイン、フィギュア・アーツと、

いろんなコースから受講しに来ていました。

学生は、岡崎先生が描いた漫画を順番に見ていましたよ。


この講義は、寒河江先生と岡崎先生の

対談形式で行われました♪

 

 

 

「高いお金を出してでも手に入れたいと思うフィギュアは

キャラクターの最先端を知る事ができるもの。」

フィギュアは1つ1つの単価が高く、売れるもの、

買ってもらえるものしか、商品化されません。

つまり、人気のあるキャラクターを商品化しなければ、

ただ赤字になって行くだけ…。

だから、より人気のあるものが

フィギュアになりやすいと言えます。

これには思わず納得してしまいました。


漫画家でもある岡崎先生が、

フィギュアを見る様になったキッカケも、

そこにあると言います。

良い意味で、全ての上澄みだけを知る事ができる。

フィギュアは、今の時代が求めるキャラクター像を

いち早く知る事ができるツールです。

そんな風に、フィギュア市場を捉えるなん
て…、

私は全く思いつきませんでした。

 

 

 

そして、先生の言葉で印象に残っているのは、

クリエイティブの定義とも言える、

「1+1=2以上にして返す事」という言葉。

「作りたいから作るのか、見て欲しいから作るのか」

何の為に、何が欲しくて始めたのか、

そんな原点を考えることも大事だと先生は、

言っていました。


興味深いお話がたくさん聞けて、

とても勉強になりました☆