傍観者ではなく参加者に!


先日、高円宮妃久子殿下による特別講義が行われました。
 
今回は「国際的な視野を育む」という総合テーマを掲げ、
日本から海外への留学生が減っている事や
妃殿下のご経験を基に、米国のリネハン総領事と
カナダのフレーザー領事が招待され、
3人でのご講義になりました。 
 
 
まずは、パトリック・ジョセフ・リハネン総領事。
とてもフレンドリーに講義を進めていただき、
学生の心をほぐしていただけました。
リネハンさんのおっしゃる国際的な人になるための
3つのキーワード。
SPEAK、GO、MAKE MISTAKES。
本物に触れる事で修得が早くなったり
他国に行く事で自国の良さが分かる様になったり
間違える事で正しい事が学べたり
とても素敵な言葉だと思いました。
 
 
マット・フレーザー領事は、カナダの芸術を。
カナダという国の多文化主義や土地柄、
気候から生まれる、たくさんの芸術作品を
スライドショーで紹介して頂きました。
日本でも有名な歌手のセリーヌ・ディオン。
サーカスのシルク・ドゥ・ソレイユ。
日本は多種多様な芸術を取り入れている事が
改めて分かりました。
 
 
高円宮妃久子殿下は「根付」について。
私たちは、財布や携帯ストラップ等
人に見える物に、工夫をしてきました。
「根付」も同じです。
着物とともに進化してきた根付は、
江戸時代の流行が、輸出された事により
今でも、その多くの作品が海外で保管されています。
たった4センチメートル程の小さな美術作品には、
多くの物語が詰まっていて、
その魅力に取り付かれる作家さんが
今でも、たくさんいらっしゃいます。 
 
昨年に引き続き、根付コンペティションが行われる事も
妃殿下より発表されました。
学生は、ぜひ参加してみて下さいね。
 
 
終始なごやかな雰囲気で進んだご講義。
学生にとって、吸収するものが多かったのでは?
 
このご講義をひとつのキッカケに、
努力をおしまず、好奇心を持って
自分の夢(DREAM)を
見つめ直してみませんか?