伝える伝わる

 

さて本日のブログは…

先日おこなわれた「デザイン概論」の

特別講義の様子をお伝えします!

 

今回は、本学客員教授の渋谷克彦先生の授業です。

まず始めに、資生堂のアートディレクションを担当する先生の

テレビCMを見せて下さいました。

 


 

 

その後、「伝える」ということをテーマに、

どのようにデザインを考えて行くのか等、

先生の経歴も交えながら、お話されていました。

 

毎度おなじみになりつつある、

「○○な女を描く」という課題では、

授業時間中に、十数名の学生が、

別々の課題を与えられ、イラストを描いていました。

 

今年の学生さんは、イラストの上手な人が多く、

スクリーンに写し出されるたびに、

「おぉーっ」という感嘆の声が上がっていました。

 


 

 

でも、イラストが上手な事と、受け手への伝わり方は別物。

ミステリアスな女や、クールな女など、

作者の意図は、なかなか伝わりにくい様です。

 

その後、先生からのアドバイスとして、

イラストを描く時の考え方の説明がありました。

これは一つの考え方としてですが…

例えば「ミステリアスな女」の場合。

黒髪なのか…、金髪なのか…。

野球帽をかぶっているのか…、

鍔の広い帽子をかぶっているのか…など、

極端な2択で考えて行くと、良いそうです。

 

男女間での感じ方の違いは有りますが、

こうして考えて行くと、よりシンプルに、

課題の女性像を伝えられるそうです♪

 


 

 

そして先生が「この講義では、お金持ちになれません。

でも僕は、この年までデザインが出来ています。

だから、デザインを長く続けたい人には、

この講義は吸収する部分があるかもしれませんね。」

というお話をされていたのが、とても印象的でした。

学生さんたちは、この1コマの授業で、

どんな事が吸収できましたか?