「舞台実習Ⅱ」の授業に潜入して来ました。
シェイクスピアの作品「十二夜」の
舞台メイクに挑戦です。
さとう先生からご指導いただき、
学生は、それを修得しようと、
メモをとったり、写真に収めたり
鏡とにらめっこしていました。
そして、たくさんのメイク道具。
微妙な色の違い。みなさん分かりますか?
一言で舞台メイクと言っても、
そう簡単には修得できる物ではありません。
女性が普段しているメイクとは
全くの別物。学生は苦戦していました。
ドーランを塗り重ねる前に、目の回りに塗るピンク色は、
顔の凹凸、立体感を出すために塗るものだとか。
「お猿さんみたい」なんて声も聞こえて来ましたが
そんな風には見えなかったですよ。
シェイクスピアの「十二夜」には、
いろんな設定の人物が存在します。
役柄によって、ドーランの色や
眉の描き方が全く異なり、
さらに個人個人で、発色の仕方も変わるので、
同じ役でも演じる役者によって、
微妙な色調節をしなければなりません。
それも含め、さとう先生が細かくチェックし
学生に半顔だけメイクをします。
学生は、その半分だけのメイクを見ながら
自分で残りのメイクを仕上げます。
難しそうでしたが頑張っていましたよ。
みんな素敵な顔になっていました。
メイク完成後の学生に、写真を撮らせてもらいました。
素顔で会っても、誰だか分からない気がします。
こう見ると、お化粧は
すごい変身術だと分かります。
舞台映えするメイクを修得して、
より良いお芝居を作り上げて下さいね。