芸短の深イイ話。

本日は8日土曜日ですが、

月曜の振替授業日となってます、芸短です。

大阪学舍図書館には「藤井美可子文庫」という

大型絵本64冊を収蔵されている書架があります。

藤井美可子文庫藤井美可子文庫

この絵本は一昨年の夏に実習中に交通事故で急逝された

保育学科の藤井美可子さんのご両親から学院に

寄付されたお金で購入されたもの。

当時の藤井さんは女子柔道部の有能な選手であり、

とてもシャイな学生さんで良く図書館を利用されていたそうです。

 

そういったことからご両親の希望もあり、

当時の保育学科長であった渡邉純先生(現:大阪芸術大学初等芸術教育学科長)から

大型絵本の購入の申し出があり、

購入した大型絵本は証として、藤井さんのお名前を冠することになりました。

 

そして現在、「藤井美可子文庫」は、

保育学科の学生さんたちに保育実習などで

貸出中の本に予約待ちが出るほど引っ張りだこなのだとか。

公立図書館でも大型絵本を64冊も所蔵する図書館は少ないそうで

本当に貴重な本を頂いたと感謝されています。

 

大型絵本の重さはなんと1冊3kg以上。

大きさは縦横ともに50cm以上、通常サイズ約4倍の大きな本で

大阪学舍図書館では専用書架、専用貸出カバンを用意されています。

 

特に保育学科の学生さんには、

この絵本を実習でたくさん利用してもらって 

亡くなった藤井さんの分まで素敵な保育士さんになって欲しいな。

芸短の“深イイ話”でした。 

(投稿:大阪芸術大学短期大学部 大阪学舍図書館)

 

 

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