ノミダコへの恐れ。

デザイン美術学科 基礎実習Ⅴ(立体造形)の

授業に行って来ました!!

基礎実習では、現在ハンドスカルプチャーを制作中。

ハンドスカルプチャーには『手の中に入る彫刻』

『手で鑑賞する』という意味があります。

基礎実習Ⅴ

ハンドスカルプチャーでは “面” がとても重要。

風船が破裂する前のような緊張感のある面もあれば

触ると安心するような面もあり、

逆にイライラしてしまう面もあります。

どんな面を制作するのかは学生さん次第。

担当の堀野先生は、

「それぞれの作品に答えはあるけど、

終わりがない。」と言います。

基礎実習Ⅴ

「やりすぎた…」と思う前が作品の一番良い状態だけど

やりすぎないと一番良い状態がわからない…

なんだか矛盾していますが、

どんどん経験を重ねるうちに、やりすぎる手前で

ストップできるようになるそうです。 

終わりがない、というのは、

制作中に視覚と触覚が鍛えられてしまうから。

どんなにキレイな“面”を制作しても

鍛えられた視覚と触覚によって

納得できる“面”を制作するのは果てしない作業です。

基礎実習Ⅴ

制作中の学生さんは木槌やノミ、切り出しナイフと

軍手を片手に女の子も男子顔負けの力強さ。

みんなペンダコならぬノミダコができるのを恐れています(笑)

 

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