ちいさな芸術品。

先週、高円宮妃久子殿下による特別講義が行われました!

大阪芸術大学客員教授である、

妃殿下が芸短で御講義されるのも今年で4回目。

皇族の方が大学で講義されるのは大変名誉なことです。

今回のテーマは「根付について」。

高円宮妃殿下は日本有数の根付コレクターのひとり。

その貴重なコレクションの数々をスライドで

見せていただきながらの御講義となりました。

高円宮妃殿下御講義

根付?と言われてもピンとこない方も多いと思いますが、

根付とは着物の帯から何かを下げるときに

落ちないように使用した滑り止めのことです。

江戸時代には、ただの滑り止めではなく、実用的な装飾品として

ポケットのない着物で印籠や煙草入れを

持ち歩くのに使用されていたそうです。

今日でいうと、携帯ストラップに相当するでしょうか。

高円宮妃殿下御講義

   

妃殿下は根付の歴史からその種類、材料と技法や意匠などについてを

丁寧かつ事細かに説明してくださり、

学生さん達も食い入るように聞いていました。

また、御講義の終わりには学生さんからの質問に

笑顔で気さくに答えていただき、

学生さんにとっても、貴重な体験となったのではないでしょうか。

高円宮妃殿下御講義

最後に妃殿下により、 去年に引き続き

第2回高円宮殿下記念根付コンペディションが行われることが発表されました。

この御講義を参考に小さな芸術品にぜひ挑戦してみてくださいね

 

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