SDコンピュータ室でもくもくと作業中なのは
デザイン美術学科スペースデザインコースの
空間建築系専攻の学生さんたちです。
パソコンの運転音とマウスのクリック音、
端に置かれた大型プリンタの印刷音だけという教室で、
学生さんたちはパソコンと真剣にらめっこ中。
みんなの集中力がすごいので声もかけられませんでした…
空間建築系専攻の学生さんたちが制作する
手描きの設計図には、定規でひかれた真っすぐな線と
久しぶりに目にした、コンパスで描くカーブ、
さらに数字があちこち入れられています。
設計図は本当に細かくて、目がチカチカします。
デザイン美術学科の各コースともに
細かい作業はお手の物!という感じですが
ひょっとしたらスペースデザインコース空間建築系専攻が
一番器用かもしれないなぁと思います。
1mm単位の歪みもゆるさない、数字の世界ですからね。
去年の空間建築系専攻の学生さんが作った作品は
海中庭園美術館やこども病院、バリアフリーの家でしたが、
今年はなんと!船を設計している学生もいるのだとか。
いつもおちゃめな緋田先生は、
「今年も柔軟な発想を元に非常に楽しい、
空間建築系の作品ができたのは素晴らしいこと。
芸短の学生は荒削りな部分があるものの、
四大の学生にも負けず、内容のグレードが高いんです!」
と話してくれました。
緋田先生にとって空間建築とは、
ずばり、オリジナリティ豊かな
楽しい空間を制作すること!!だそうです。
誰かを幸せにするような『匠』に成長して欲しいですね。