今日は大阪芸術大学キャラクター造形学科
学科長、里中満智子先生の特別講義がありました!
里中先生は「天上の虹」「アリエスの乙女たち」など
代表作も多数で、在学生のお母さん方の中には
里中先生のマンガをリアルタイムで読んでいた方もいるのでは?
「マンガ表現における画面効果とは?」という講義テーマで
実際に里中先生の原稿を見ながら授業が進められました。
同じ原稿でも効果の違うものを何枚か並べてみると
それぞれ同じ原稿にも関わらず、印象がガラリと変わり
不思議ですごく面白かったです!
コマ割りや効果の付け方、吹き出しの位置にベタの使い方まで
明日から使える実践的なことを中心に
里中先生の経験を生かして話していただきました!
将来、漫画家やイラストレーターを夢見る学生には
かなり勉強になったのではないでしょうか。
里中先生流のマンガへのこだわりは
下書きはあくまでラフに!
ペン入れで下書きをなぞると線の力がなくなるので、
ペン入れで力強い線を引くには下書きをラフに、
というのが里中流。
自分の手に合う道具はきちんと手入れして大事に使うこと。
また、年月によって道具の好みも変わるけど
こうなんだと決めずに色々試すこと。
手が汚れない筆記用具はダメ、
昔ながらのやつのほうがクリアな線が引けますよ。
面倒くさいと思うことも楽しんでやって欲しい、と
プロの漫画家さんらしいこだわりを教えていただきました!
マンガは1日にして現在のようになっているのではなく、
先輩たちに色々刺激を受けた後輩たちによって変わって来た。
自分たちも後輩に刺激を与えるような人になって欲しい。
と学生にエールを送っていました。