7月28日(日)。
本学デザイン美術学科キャラクター・マンガ・フィギュアコースの
学生たちとともに「ワンダーフェスティバル2019夏」に参加しました。
ワンダーフェスティバル(通称ワンフェス)とは、
年に2回、千葉県の幕張メッセで開催されるフィギュアの祭典です。
訪れるお客さんの数は約5万人。
自作のフィギュアを展示頒布する参加ディーラーは約2500ブース。
また企業ブースでは、日本のフィギュアメーカーのほとんどが出展し、
新製品の発表等を行う、フィギュアに特化した世界最大級のイベントです。
フィギュアコースでは、実習授業で
「ワンフェスに出展すること」を目的とした課題を設定。
学生たちはワンフェスに向けて切磋琢磨し、オリジナルのフィギュアを制作。
目の肥えたたくさんのお客さんに向けて展示・頒布をおこないました。
粘土造形の他、デジタル造形ソフトZBrushで制作し、
3Dプリンターで出力した作品を出展する学生もいました。
SNSの情報を見て作品を買いに来られたお客さんも多く、
中には制作した10個の作品が約1時間で完売する学生もいました。
またワンフェスでは「当日版権」というシステムがあり、
申請が通れば通常個人では扱えないアニメや漫画、ゲーム等の
キャラクターをフィギュア化して頒布することが出来ます。
ある学生は、そのシステムを利用して、
TVアニメ『ケムリクサ』の「りつ」というキャラクターを造り
出展しました。
私を含む大阪芸短のフィギュア担当教員3名も、
個人の作家としてそれぞれのブースで作品を発表し、
多くのお客さんにお越しいただきました。
フィギュア購入を目的としたお客さんだけでなく、
プロの造形作家やフィギュアメーカー等の企業の方にも
作品見ていただける貴重な機会。
学生たちにとっては、本当に価値ある体験となったと思います。
(デザイン美術学科キャラクター・マンガ・フィギュアコース寒河江弘先生)