本日、大型台風18号の接近に伴い、
午後からの授業となりました、
大阪芸術大学短期大学部です。
昨日は7月9日(水)に続いて2回目の
平野啓子先生のカルチャーコースがありました!
全員が順番に1人で清少納言「枕草子」の冒頭、
「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは
少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。」
を声に出して語るというもの。
そこで平野先生は1人ずつに
コメントやアドバイスを寄せて
なんとも贅沢な授業となりました!
司会者、声優、ナレーター、ラジオのパーソナリティといった
声の表現を仕事にしたいと思っている人が
学生の中にも増えて来ている気がします。
そういった学生は平野先生から学ぶことも多かったはず。
発声や読みの基本は語尾を下げること、
区切り区切りで少しずつ言葉の出の高低を変化させること、
生きた間の取り方や大切さ、
言葉を話す際には顔を上げることなど、
聞き手が聞きやすい語りについて
実践を含めた授業ですごく分かりやすかったです!
朗読と語りの違いや語りと芝居の違いについて
アテブリ(言葉に動作をつける)において
芝居はセリフとリンクするが
語りと動作は少しズレが生じるといった
専門的なことまで。
心地よい平野先生の声に癒されました。
あすとろ出版 2009-08
平野先生が徒然草に描かれた、兼好法師のメッセージに
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太宰治生誕100周年を記念して発売された「走れメロス」の
平野先生語りCDも図書館にありますよ!